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2025.01.04 カメラの基礎知識【カメラの基礎知識3】シャッタースピードとは? シャッタースピードとは、シャッターが開いている時間のことで、写真の「ブレ」「露出」をコントロールする数値でもあります。 1、1/10、1/20…という数値で表記されていて、1/200の場合200分の1秒の間、ほんのわずかな時間だけシャッターが開いている、ということを表します。 原則、スポーツなど動きの速いものはシャッタースピードを早くして撮ります。 走行中の電車を撮影しました。 まずはやや遅め1/60秒。 電車のスピードそのままに、ややブラーがかったような写真になります。 では、シャッタースピードを速くしてみましょう。 1/4000秒 こちらも走行中の電車。 走るスピード自体は変わっていませんが、シャッタースピードを最大まで速くし、切り取る時間を短くすることで電車が止まっているように見えます。 ちなみに1/10秒まで遅くすると… 1/60よりスピード感のある写真が撮影できました。 シャッタースピードを理解することで、表現の幅はより広がっていきます。 シャッタースピードはF値と同様、写真の明るさ(露出)にも影響します。 シャッターが開いている時間が長い(遅い)と、露出は明るくなり、短い(早い)と露出は暗くなります。 シャッタースピードと手ブレ シャッタースピードが遅いと、手のわずかな動きが写真に反映されてしまい、手ブレが発生する原因になります。 一般的に手ブレの発生を抑えることのできる目安のシャッタースピードとして、1/(焦点距離)秒と言われています。 焦点距離60mmなら1/60、200mmなら1/200程度。 手ブレを防ぎたいのであれば、被写体にズームすればするほどシャッタースピードは早くしておいた方が望ましいです。 シャッタースピード3.2秒で撮影。全体的にブレブレです。 シャッタースピードを遅くするとき 基本的には1/(焦点距離)秒をキープしておくべきですが、あえてシャッタースピードを遅くする場合もあります。 ・暗い場所でも明るく撮りたい時 イルミネーションや夜景を撮りたくても、光量が足りず暗く感じる時があります。 ISO感度を上げることでも明るくなりますが、上げすぎるとノイズの原因になってしまいます。 そんな時にはシャッタースピードを遅くして、光を取り込む量を増やすことで、ISO感度を上げずに明るく撮ることができます。 ただし、シャッターが開いている時間が長くなりブレが発生しやすくなるので、三脚が必須です。 ・水や光などの動く軌道を写真に収めたい時 シャッターを長く開け、動く軌跡を写真に収める表現方法もあります。 例を見てみましょう。 シャッタースピード1/100秒で撮影した写真です。 原宿のビル屋上から、イルミネーションと道路を走る車を撮影しました。 SONY ILCE-6400 (41mm, f/4, 1/100 sec, ISO12800) 同じシチュエーションを、三脚を使用しシャッタースピードを遅くして撮影すると… SONY ILCE-6400 (41mm, f/10, 5 sec, ISO100) 長くシャッターを開けておくことで、道路を走る車の光の軌跡を写真に収めることができました。 ISO感度100でもかなり明るかったので、絞りをF10まで絞って調整しました。 シャッタースピードを遅くして星や水など流動的に動くものの軌道を撮影することを 「スローシャッター」もしくは「長時間露光」といいます。 先述の通り、シャッタースピードを遅くすると、その分明るくなります。 夜間は光量が少ないため、1/100秒、F4ではISO感度を12800まで上げる必要があり、かなり画質は損なわれてしまいます。 ですが、スローシャッターで撮影することでISO感度を上げずに撮影でき、画質の劣化を抑えられます。 暗所に弱いといわれるAPS-C機での撮影ですが、スローシャッターで撮影した右の写真はイルミネーションの色も鮮やかに残っています。 シャッタースピードについてまとめました。 これらの基本を抑えつつ、被写体や目的に応じて調整してみて下さい。 -
2025.01.04 カメラの基礎知識【カメラの基礎知識2】ISO感度とは? ISO感度とは、イメージセンサーに入ってきた光をカメラ内でどのくらい増幅させるかを示す値です。 数字が大きいほど、光を多く捉えることができ、写真の露出は明るくなります。 ISO感度を上げることで暗い場所でも撮影することができますが、上げることでノイズ・ざらつきが発生します。 個人的には、シャッタースピード、F値を決めた後、明るさが足りなければISO感度を上げ、逆に明るすぎる時はISO感度を下げています。 一見便利に見える機能ですが、ISO感度の上げすぎが画質にどう影響を及ぼすのでしょうか? 夜間の東京駅を撮影しました。 SONY ILCE-7M4 (30mm, f/4, 1/100 sec, ISO12800)一部を拡大すると… 暗所に強いとされているフルサイズ機でも、こんな風にノイズが乗ってしまいます。 スマートフォン等の画面で見る分には気にならないかもしれませんが、印刷したり拡大する場合このざらつきが目立ってきてしまいます。 シャッタースピードを遅くするとISO感度を上げずに明るくすることができるのですが、三脚がなく手持ちで撮影した場合ブレの原因になります。 なので、ノイズをどこまで許容できるかバランスを見ながら調整していく必要があります。 -
2025.01.04 カメラの基礎知識【カメラの基礎知識1】F値(絞り)とは? 絞りとは、レンズを通る光の量を調整する機構のことで、F値を変えることで写真のぼけ量をコントロールすることができます。レンズの中にはこのような「絞り羽根」とよばれる機構があり、この絞り羽根を開けたり絞ったりすることで、取り込む光の量を調整することができます。 F値を下げると一眼らしい背景を大きくぼかした写真になり、逆にF値を上げると全体にしっかりピントの合った写真を撮ることができます。 (ちなみに、F値を下げることを「絞りを開ける」といい、逆に上げることを「絞る」と表現します) 同じ被写体を、F値を変えて撮影してみました。 (撮影後、明るさを合わせるために露光量を調整しています) このように、F値の数字が大きくなるごとにぼけ量が減り、後ろにある花もくっきり写るようになっていきます。 一般的に、ポートレート等、際立たせたい被写体がある場合はF値を下げてぼけ量を増やし、風景写真、集合写真など全体にピントを合わせたい場合はF値を上げて撮影することが多いです。 SONY ILCE-6400 (18mm, f/4, 1/125 sec, ISO400) F値と露出、レンズの関係 F値を変えると、露出(写真の明るさ)が変わります。 F値の数字が小さい(開ける)ほど多くの光を取り込み、露出は明るくなります。 逆に数字を大きくする(絞る)と取り込む光の量は少なくなり、暗くなります。 レンズごとにF値の下限は決まっていて、F値が1~2.8程度で撮影できるレンズを「明るいレンズ」、4以上のレンズを「暗いレンズ」と言うことが多いです。 例えばこのシグマの単焦点レンズを見てみましょう。 「SIGMA 30mm F1.4 DC DN」 このレンズは最小F1.4まで下げることができる、という表記です。 単焦点レンズは明るいものが多いので、ぼけの多い写真を撮りたい時におすすめです。 では、ズームレンズのF値を見てみましょう。 「SONY FE28-70mm F3.5-5.6 OSS」 このズームレンズは、ズームするとF値が変わってしまう、いわゆる絞り可変レンズです。 広角側28mmの時は最小F値3.5ですが、望遠側70mmにすると最小F値5.6。 ズームするごとにどんどん暗くなっていくため、設定に注意が必要です。 「SONY FE 24-105mm F4 G OSS」 こちらはズームしても絞りが変わらない、いわゆるF値通しレンズです。 広角でも望遠でもF4のまま変わることがないので、露出設定をシンプルに考えることができます。 暗いレンズでも背景をぼかすには? 明るいレンズでないと背景がぼけないかというと、そうではありません。 F4程度のレンズでもポイントを押さえることで大きくぼかして撮ることができます。 ぼけを大きくするには 被写体は近くに背景を遠くに望遠(ズームさせる) この3点を意識することで、暗いレンズでも背景をぼかすことができます。 この写真で使用しているのはAPS-C機のα6400、F4のズームレンズですが、できるだけ離れて望遠にして、被写体を大きく写すことで背景が大きくぼけています。 外出先で、ズームレンズしか持ってないけどぼかして写真を撮りたい! そんな時におすすめです。 最後に、F値のポイントについてまとめました。 ぼけるから良い、ぼけないから悪い、ということはありません。 自分の見せたいもの、やりたい表現に合わせて調整していくことが重要です。 まずはオート撮影モードを卒業して、マニュアルモードで撮影してみましょう。