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MEDIA メディア

2025.09.18 中級者向けカメラ講座

【中級者向けカメラ講座01】飛行機撮影の魅力とテクニック



こんにちは。


「中級者向けカメラ講座」第一弾は、飛行機撮影の魅力とテクニックを紹介させていただきます。飛行機を撮ったことがないという方も、飛行機撮影を一段レベルアップさせてみたいという方にも、ぜひ読んでいただきたいです。キャプションに撮影地を載せていますので、よかったら参考にしていただけると幸いです。



どの状態の飛行機を撮るか?


1.停止時・地上走行時

飛行機がゲートに停まっている際や、ゲートから滑走路に向けて地上走行をしている際の写真は、割と撮りやすい部類に入るのではないでしょうか。ゲートに停まっている飛行機をただ撮っても面白みに欠けるので、コックピットやエンジン、胴体といったパーツごとに切り取って撮影するのがオススメです。


@羽田空港 第2ターミナル展望デッキ
(Nikon D750 + SP 70-200mm F/2.8 Di VC USD G2 1/1600s F18 ISO400 Mモード Lightroom Classicにて現像)


現像時に白黒にしてコントラストを高めてみました。胴体表面のリベットなどの質感が際立っています。




@羽田空港 第3ターミナル展望デッキ
(Nikon D750 + SP 70-200mm F/2.8 Di VC USD G2 1/40s F2.8 ISO6400 Mモード Lightroom Classicにて現像)


ゲートを出て、滑走路に向かうシンガポール航空の777-300ERを撮影しました。停まっているかスピードが遅いので、飛行機をカメラで追いやすく、構図が狂うことがないので、まずは地上を走行している飛行機を撮ることがおすすめです。チャンスを逃すことも少ないように思います。




2.離陸時

離陸時のワクワク感、躍動感を写真に納めるのは飛行機撮影の醍醐味です。ただ、飛行機は250-300km/hと新幹線とほぼ同じ速さで離陸するので、カメラで追いにくく、地上走行時に比べて難易度が高いです。
具体的には、低いスピードで地上を走っている際からファインダーを覗きながら飛行機を追いかけ、離陸する瞬間に連写して捉えるのがおすすめです。


@羽田空港 第2ターミナル展望デッキ
(Nikon D750 + SP 70-200mm F/2.8 Di VC USD G2 1/2000s F5 ISO200 Sモード Lightroom Classicにて現像・トリミング)


ゲートブリッジを背景に入れてみました。 第2ターミナルから撮ると、背景に東京のアイコニックな建築物を写すこともできます。それらと絡めて撮影してみるのもどうでしょうか?




3.着陸時


(Nikon D4S + SP 70-200mm F/2.8 Di VC USD G2 1/30s F4.5 ISO200 Sモード Lightroom Classicにて現像・トリミング)



(Nikon D4S + SP 70-200mm F/2.8 Di VC USD G2 1/30s F4 ISO400 Sモード Lightroom Classicにて現像)



着陸滑走時の飛行機もなかなか被写体としてサマになるのではないでしょうか。
上の2枚は雨の日に撮影したので、スラストリバーサー(エンジンの逆噴射)が滑走路面の水溜まりを巻き上げ、水飛沫になっているのと、滑走路面にうっすら反射しているのがわかります。羽田空港第1ターミナルの展望デッキには屋根がある部分もありますので、雨の日だからと怯むことなくぜひ試していただきたいです。




4.飛行中の姿

飛行中の姿はやや難易度が高いですが、撮れた際の達成感は大きなものがあります。600mm以上の焦点距離が長いレンズが前提となってくるため、初心者にはやや厳しいかもしれません。
しかし、マップレンタルでは600mm以上の長いレンズも、マウントを問わず豊富に取り揃えています。


@城南島海浜公園(大田区)
(Canon EOS R5 MarkII + RF100-500mm F4.5-7.1 L IS USM 1/1000s F5.6 ISO200 Tvモード)



@中央防波堤(大田区)
(Canon EOS R5 MarkII + RF100-500mm F4.5-7.1 L IS USM + エクステンダーRF2x 1/2000s F14 ISO1250 Tvモード)



@中央防波堤(大田区)
(Canon EOS R5 MarkII + RF100-500mm F4.5-7.1 L IS USM + エクステンダーRF2x 1/2000s F13 ISO1000 Tvモード)


上の3枚はEOS R5 Mark IIとRF100-500mm F4.5-7.1 L IS USM、2枚目と3枚目はそれに加えてRF2×エクステンダー(テレコン)を装着し、800-1000mmほどのレンジで撮影しました。たまたま撮影に行った日の天候と光線状態があまり良くなかったというのもありますが、晴れた日には真っ青な空をバックに旋回する飛行機を撮ることができます。



@城南島海浜公園(大田区)
(Canon EOS R5 MarkII + RF100-500mm F4.5-7.1 L IS USM + エクステンダーRF2x 1/500s F7.1 ISO800 Avモード)


こんな感じで、飛行機メインではないですが空の写真のアクセントとして離陸する機体を入れました。




5.夜の撮影

飛行機撮影は夜が一番楽しいのではないかと筆者は思っています。

滑走路の光や飛行機自体の光、背景となる都市の夜景がマッチして、日中とは異なる雰囲気を醸し出してくれます。


@羽田空港 第1ターミナル 展望デッキ
(Nikon Z8 + NIKKOR Z 100-400mm f/4.5-5.6 VR S 1/13s F5.6 ISO10000 Mモード)



@羽田空港 第1ターミナル 展望デッキ
(Nikon Z8 + NIKKOR Z 100-400mm f/4.5-5.6 VR S 1/13s F8 ISO12800 Mモード)


夜の撮影は暗いのではないか?と思われる方も多くいらっしゃるかと思いますが、最近のカメラの高感度性能は比較的高いので、ISO12800程度でも画質の破綻が少なく、十分作品作りができます。昼間とは一風変わった世界の撮影をぜひ楽しんでみませんか?




飛行機撮影に使えるテクニック

それでは、飛行機撮影に使えるテクニックをいくつか紹介いたします。


1.流し撮り

流し撮りをすることによって、飛行機の持つ疾走感を強調することができます。

1/30s以下のシャッタースピードに設定し撮影をすることによって、飛行機はブレないものの背景はブレて、不思議な感じを演出することができます。

具体的には、飛行機を追いかけながら撮影することで、前述のような効果を生み出します。


@羽田空港 第1ターミナル 展望デッキ
(Nikon Z8 + NIKKOR Z 100-400mm f/4.5-5.6 VR S 1/6s F5 ISO3200 Mモード Lightroom Classicにてトリミング)


1/6秒のシャッタースピードで撮影しました。これくらいのシャッタースピードだと滑走路のライトがレーザービームのように伸び、不思議な雰囲気を演出してくれます。



2.望遠圧縮

超望遠で圧縮効果を持たせることで、普段の飛行機とは異なった印象を与えることができます。


@城南島海浜公園(大田区)
(Nikon Z6III + NIKKOR Z 180-600mm f/5.6-6.3 VR 1/1600s f/13 ISO1250 Sモード)



@羽田イノベーションシティ(大田区)
(Nikon Z6III + NIKKOR Z 180-600mm f/5.6-6.3 VR 1/1600s f/6 ISO200 Sモード)


普通に飛行機を撮るよりもダイナミックに、まるで飛行機雑誌に登場する作品かのような構図で撮影することができます。ちょっと特殊な構図ではありますが、600mm以上の望遠レンズをお持ちであればぜひお試しいただきたい構図です。




飛行機撮影におすすめの機材

飛行機撮影におすすめの機材を紹介いたします。


1.【 Nikon Z50II ダブルズームキット

まずはここから。飛行機を全く撮ったことのない初心者の方におすすめです。付属する50-250mmレンズのズームレンジはフルサイズ換算75-375mmと、大抵の飛行機であれば容易に撮ることができるレンジを持ちます。加えて、搭載されているEXPEED7プロセッサは最新型であり、フラッグシップ機Z9と同等のAF性能を持ちます。強いての欠点を挙げるなら、電池持ちがあまり良くないのですが、USB-C給電にも対応しているので、モバイルバッテリーで充電しながら撮影が可能です。



2.【 Nikon Z8 / NIKKOR Z 180-600mm f/5.6-6.3 VR レンズセット

これさえあればほぼなんでも撮れる、完全無欠のセットではないでしょうか。筆者はZ8と180-600mmのどちらも試したことがあるのですが、高いポテンシャルを感じました。

Z8はZ9とほぼ同じ性能を持ちながら重さと大きさを抑え、普段使いにもギリギリ使えるサイズを保ちました。180-600mmは先代と言える200-500mmから大きな軽量化を果たし、撮った際の疲労感が少なくなりました。高級ラインのS-Lineに属するレンズではありませんが、AF性能も描写力も非常に良く、テレコンを組み合わせた撮影にも向いています。ぜひお試しください。




まとめ

飛行機が好きな一ユーザーが飛行機撮影のハウツーをわかりやすく簡単にまとめてみましたが、いかがでしたでしょうか?
これを機に、飛行機を撮ったことないという方にもぜひチャレンジしていただきたいです。

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