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MEDIA メディア

2026.02.16 中級者向けカメラ講座

【中級者向けカメラ講座14】非日常にダイナミックに撮ろう〜魚眼レンズを使いこなすコツ〜


魚眼レンズとは、超広角レンズよりも広い風景、具体的には180°以上の画角を写すことができるレンズのことをいいます。
その中でも、イメージサークルが対角線よりも大きいものを対角線魚眼、小さいものを円周魚眼といいます。


通常のレンズとの大きな違いとしては、直線が直線として写らないことです。
通常のレンズで撮影した写真と違って、魚眼レンズでは水平線が歪んで写ります。建物などのパースも直線には写りません。


今回は、
Nikon|AF-S Fisheye NIKKOR 8-15mm f/3.5-4.5E ED
を使って、スナップ・都市景観・星空の3つのシチュエーションで試した様子をご紹介いたします。



Nikon|AF-S Fisheye NIKKOR 8-15mm f/3.5-4.5E ED
円周魚眼・対角線魚眼の2種類の魚眼効果が1本で得られる、
NIKKOR初のフィッシュアイズームレンズ




スナップ


上野公園からアメヤ横丁にかけて、上野界隈のスナップに持ち出してみました。




(Nikon Zf + FTZ II + AF-S Fisheye NIKKOR 8-15mm f/3.5-4.5E ED 1/15秒 F16 ISO100)


横断歩道やバスは普段通りに生きていればこんなふうに見ることはできません。魚眼レンズが作り出す不思議な風景がそこにはあります。




(Nikon Zf + FTZ II + AF-S Fisheye NIKKOR 8-15mm f/3.5-4.5E ED 1/30秒 F3.5 ISO100)


何気なく見かけた電話ボックスですが、魚眼だとこのように、太って写ります。魚眼に普通の写真の法則は通用しません。




(Nikon Zf + FTZ II + AF-S Fisheye NIKKOR 8-15mm f/3.5-4.5E ED 1/250秒 F8 ISO100)


普通のレンズで撮っていればまず写らないような、左真横の被写体が写るのも魚眼レンズならではの特徴です。




(Nikon Zf + FTZ II + AF-S Fisheye NIKKOR 8-15mm f/3.5-4.5E ED 1/125秒 F5.6 ISO800)


上野公園に生えていた葉っぱに寄って撮影してみました。
魚眼レンズは大概最短撮影距離が短いので、やってみようと思えばマクロレンズ的な使い方もできなくはありません。




(Nikon Zf + FTZ II + AF-S Fisheye NIKKOR 8-15mm f/3.5-4.5E ED 1/20秒 F3.5 ISO100)




(Nikon Zf + FTZ II + AF-S Fisheye NIKKOR 8-15mm f/3.5-4.5E ED 1/15秒 F14 ISO100)



魚眼レンズを使ったスナップを通じて感じたのは、
どこにでもあるが故に普段あまり気に留めないものに目を向けさせてくれることです。

先ほど挙げた「駐輪禁止」のカラーコーンの写真ですが、カラーコーンに普段ものすごく興味を持って撮られている方はごく少数でしょう。
そういった意味でも、スナップの撮り方を再確認させてくれるのは魚眼レンズの魅力だと思います。




都市景観


魚眼レンズは都市景観、特に夜景と相性が良いです。

今回は、マップレンタルの店舗がある新宿の夜景を撮影しました。




(Nikon Zf + FTZ II + AF-S Fisheye NIKKOR 8-15mm f/3.5-4.5E ED 10秒 F16 ISO100 Lightroom Classicにて現像)


青梅街道にかかる歩道橋の上から撮影しました。

交差点の広がりと行き交う車の光跡、高層ビルの縦に伸びる姿を対角線魚眼で表現しました。
普通の超広角レンズに比べてより広い風景を演出しています。




(Nikon Zf + FTZ II + AF-S Fisheye NIKKOR 8-15mm f/3.5-4.5E ED 10秒 F14 ISO100 Lightroom Classicにて現像)


円周魚眼で同じ位置から撮影するとこのようになります。
歪みがより強く出るようになり、光を凝縮したような印象を与えています。




(Nikon Zf + FTZ II + AF-S Fisheye NIKKOR 8-15mm f/3.5-4.5E ED 10秒 F14 ISO100 Lightroom Classicにて現像)


大ヒット映画『君の名は。』にも登場した新宿警察署裏交差点です。

超広角レンズでも写し込むことが難しい円形の信号機ですが、円周魚眼だと容易に円を全部写すことができます。
高層ビルのパースも相まって、印象的な写真を撮れました。


渋谷のスクランブル交差点や大手町・丸の内のオフィス群などを魚眼レンズで撮ってみるのも面白そうです。




星空

魚眼レンズは、星空写真においてその真価を発揮します。
空を隅々まで映すことができるため、星空写真との相性は最高と言って良いでしょう。




(Nikon Zf + FTZ II + AF-S Fisheye NIKKOR 8-15mm f/3.5-4.5E ED 10秒 F4.5 ISO 6400 Lightroom Classicにて明るさを補正)


1月中旬の奥日光にて撮影しました。
被写体としては、秋から冬にかけて見られるオリオン座を中心に構図を決めてみました。冬の天の川が美しいですね。
オリオン座の右上にはプレアデス星団(すばる)も見えます。




(Nikon Zf + FTZ II + AF-S Fisheye NIKKOR 8-15mm f/3.5-4.5E ED 10秒 F3.5 ISO 6400 Lightroom Classicにて明るさを補正)


同じ位置、同じ構図で、画角のみを変えてみました。
円周魚眼で撮影した星空はまるで光り輝く水晶玉のようです。

今回使ったレンズは後玉の後ろにゼラチンフィルターホルダーもあるので、市販のフィルターを組み合わせて使うこともできます。


筆者は普段Z 20mm f/1.8Sを使用しているのですが、20mmでは得られない画角の広さに思わず感動しました。
春から夏にかけての夏の天の川をこのレンズで撮ってみるとさぞかし美しいのではないか…と思いました。
すでに生産終了してしまっているのが惜しまれます。
(マップレンタルではレンタル可能です!)




まとめ


魚眼レンズは「特殊な表現のための一本」という先入観を持たれがちですが、実際に持ち出してみると、スナップ、都市景観、星空と、想像以上に懐の深いレンズであることを実感します。
日常の何気ない風景を新鮮な視点で切り取り、都市ではスケール感と光の流れを大胆に描き、星空では肉眼では到底捉えきれない空の広がりを一枚に収めてくれる――それは魚眼レンズでしか得られない体験です。


AF-S Fisheye NIKKOR 8-15mm f/3.5-4.5E EDは、対角線魚眼と円周魚眼を一本で使い分けられる希少な存在で、表現の幅を大きく広げてくれます。普段の撮影に新しい刺激や発見を求めている方、これまでにない風景を写し取りたい方にこそ、ぜひ一度魚眼レンズを試していただき、その魅力を感じていただきたいです。




◆今回使用したレンズの紹介◆


Nikon|AF-S Fisheye NIKKOR 8-15mm f/3.5-4.5E ED


今回はAF-S Fisheye NIKKOR 8-15mm f/3.5-4.5E EDを使用しました。
対角線魚眼と円周魚眼のどちらにも対応しているので、「一本で二度美味しい」レンズです。


マップレンタルでは、他にも多くの魚眼レンズを取り揃えております。ぜひ一度お試しください。


魚眼レンズのレンタルは【こちら】から
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