ND? PL? ソフト?
フィルターって、何が変わるの。
レンズの前のひと工夫で、写真は驚くほど変わります。
代表的な3枚を、ビフォー / アフターで見てみましょう。
光を、減らす
レンズ用サングラス。明るい昼でもスローシャッターや開放が使えます。
反射を、消す
映り込みやギラつきをカット。空は青く、水やガラスの中まで見えます。
光を、にじませる
ハイライトを柔らかく拡散。シネマのような夢のある描写に。
「NDフィルター」。
光を、減らす。
レンズ用のサングラス。光量を抑えることで、明るい場所でもシャッターを遅く、絞りを開けて撮影できます。
スローシャッターで、波や滝、雲の動きが絹のようになめらかに。日中でも“光の足し算”を自由に。
濃さは「番手」で選びます。1枚で濃度を変えられる可変ND(Variable ND)も便利です。
「PLフィルター」。
反射を、消す。
偏光を利用して、水面やガラスの映り込み、空気中のギラつきをカット。回転させて効き具合を調整します。
空はより深い青に。水面やガラスの反射が消え、彩度とコントラストが上がります。
効果は太陽と90°の方向で最大。広角では空にムラが出ることも。主流は「CPL(円偏光)」です。
「ソフトフィルター」。
光を、にじませる。
ハイライトをやわらかく拡散。ブラックミスト系は夜景や逆光を、シネマのようにドリーミーな描写へ。
夜景やイルミネーションの光がふわっとにじみ、ハイライトがやわらかく。逆光・ポートレートにも。
拡散の強さは番手で。1/8・1/4・1/2…と、数字が小さいほど効果が強くなります。
こんな時、この1枚。
撮りたいシーンから選ぶ早見表。迷ったらここを目印に。
| 撮りたいシーン | おすすめ |
|---|---|
| 滝・川・海をなめらかに(要・三脚) | ND |
| 真夏の昼間にボケを活かしたい | ND |
| 動画のパラパラ感を消したい | ND |
| 青空を濃く・反射を消したい | PL |
| 水中やガラス越しを撮りたい | PL |
| 紅葉・新緑を鮮やかに | PL |
| 夜景・イルミをふんわり | ソフト |
| ポートレートを柔らかく | ソフト |
| とにかくレンズを守りたい | プロテクター |
選ぶ前に、3つだけ。
フィルター選びで失敗しないためのポイント。
① フィルター径(Φmm)を合わせる
レンズ前面に刻印された口径(例:Φ77mm)に合わせます。複数レンズで共用したいなら「ステップアップリング」が便利です。
② 重ね付けは“ケラレ”に注意
広角レンズで何枚も重ねると、四隅が黒くケラレることがあります。薄枠(スリム)タイプを選ぶと安心です。
③ 可変NDは効かせすぎない
1枚で濃度を変えられて便利ですが、最大付近まで回すと“ムラ(×印状の影)”が出ることがあります。適度な範囲で使いましょう。