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  3. メモリーカードの選び方|SD・CFexpress・V30とは

FEATURE 特集

2026.06.01

メモリーカードの選び方|SD・CFexpress・V30とは

「V30」って何?
見る数字は、3つだけ。

SD、CFexpress、XQD。種類も記号も多すぎて迷う。
でも選ぶときに見るのは「種類・速さ・容量」だけ。

01
FORM FACTOR

種類

カメラが対応する「形」。ここを外すと物理的に挿さりません。

02
SPEED

速さ

V30など最低速度の保証値。動画と連写ほど数字が効きます。

03
CAPACITY

容量

何分・何枚撮れるか。撮影時間と画質で決めます。

まず、種類(形)。

似ていても規格ごとに形も速さも対応機種も別物。お使いのカメラの対応規格を確認するのが第一歩です。

定番

SD / SDHC / SDXC

最大2TB・UHS-I/UHS-II

最も普及した規格。容量で名前が変わるだけ(〜2GB:SD/〜32GB:SDHC/〜2TB:SDXC)で形は同じ。小型版が microSD。

対応:一眼・ミラーレス全般、ドローン、GoPro(microSD)など大半
最新ハイエンド

CFexpress Type B

PCIe/NVMe・最速クラス

現行最速の主力。XQDと同形状で物理互換。8K・高ビットレートRAW動画や超高速連写に対応する大容量・大電流が強み。

対応:Nikon Z系、Canon R5/R3系、Panasonic、Blackmagic ほか
ソニー系の最新

CFexpress Type A

小型・SDと同一スロット兼用

Type Bより小型で、多くがSDと同じスロットに挿せる兼用設計。ソニー機を中心に採用。単価は高めだが安定した高速性。

対応:SONY α7S III/α1/FX系 ほか
業務・シネマ

XQD

CFexpressの前身規格

ニコン・ソニーが採用したPCIeベース。Type Bへ移行中だが、現役の業務機・旧モデルで今も必要。

対応:Nikon D850/D5、初期 Z系、一部ビデオカメラ
シネマ

CFast 2.0

SATAベース

CFの後継。主にシネマカメラやハイエンドビデオ機で使用。CFexpressとは互換性がない別物なので注意。

対応:Blackmagic URSA、Canon シネマEOS、ARRI 系 ほか
旧規格・現役機あり

CompactFlash (CF)

クラシック規格

かつての業務用標準。新規採用は減ったが、長く使われた一眼レフや一部機材で今も現役。高い耐久性が評価された規格。

対応:Canon 5D系、Nikon 旧フラッグシップ ほか
外部収録

外付けSSD

USB-C 接続

外部レコーダーや直接収録に対応した機種で使用。大容量・低単価で長時間収録に有利。

用途:ATOMOS等の外部レコーダー、対応ミラーレスのSSD収録
必需品

カードリーダー

PC取り込み用

カードの速度を活かすには規格に合ったリーダーが必須。接続規格(USB 10〜40Gbps)も要チェック。

例:CFexpress/SD 兼用リーダー、USB4 対応モデル ほか

次に、速さの記号。

V30、UHS-II、300R。1枚を分解すれば、すべて「速さ」の表示だと分かります。

256GBUHS-IIV90300R
256GB

容量。入れ物の大きさ=何分・何枚撮れるか。

UHS-II

バス(通り道)の規格。端子が2列でUHS-II、1列のUHS-Iより高速。

V90

動画スピードクラス。最低90MB/秒で書き込める保証。動画で最重要。

300R

最大読込300MB/秒。R=Read、W=Write。撮影は書込側が効きます。

「V」で迷わない。

Vの数字は最低保証の書き込み速度(MB/秒)。動画は止まらず書き続けるため、ここが画質に直結します。

クラス最低書込速度得意な撮影
V66 MB/sSD画質・記録用途
V1010 MB/sフルHD動画・スナップ写真
V3030 MB/s4K動画・通常の連写(迷ったらここ)
V6060 MB/s高ビットレート4K・6K動画
V9090 MB/s8K・ProRes級・高速連写の長回し

GB・MB/s・Mbps。
混ぜないで。

よく混同される3つの単位。意味を分ければ、スペック表はもう怖くありません。

GB

容量

入れ物の大きさ。GB/TB。大きいほどたくさん保存でき、撮影時間が伸びます。

MB/s

速度

1秒あたりの読み書き量。V90やR/Wはこの単位。動画・連写は大きいほど安心。

Mbps

ビットレート

動画の情報量の表記。8 Mbps ≒ 1 MB/s。ビット(b)とバイト(B)は8倍違います。

あなたの撮影に、これ。

「種類 × 速さ × 容量」を撮影スタイルに当てはめた目安です。実機の対応規格を前提に選べば失敗しません。

こんな撮影おすすめの目安取扱商品(例)
写真メイン・普段使いV30 SDXC UHS-I/128〜256GBSanDisk Extreme PRO SDXC
スポーツ・野鳥の高速連写V90 SDXC UHS-II/128GB〜ProGrade V90 300RNextorage V90
4K動画V30 以上/容量多めExtreme PRO SDXCCFexpress Type A/B
6K・8K・RAW(ソニー機)CFexpress Type ASONY CEA-G/CEA-M
6K・8K・RAW(Nikon/Canon等)CFexpress Type BSanDisk Extreme PRO CFexpress BNextorage CFexpress 4.0 Type B
シネマカメラCFast 2.0/機種により Type BProGrade CFast 2.0SanDisk Extreme PRO CFast
外部レコーダー・長時間収録外付けSSDSamsung SSD T5
PCへの取り込みカードの規格に合うリーダーSONY MRW-G2USB4 対応リーダー

よくある勘違い。

スペック選びで損をしないための3つの注意点。

MISTAKE 01

「容量が大きい=速い」ではない

容量(GB)と速度(MB/s)は別物。1TBでも遅いカードはあり、64GBでも速いカードはあります。連写・動画は「V」と「R/W」を見ましょう。

MISTAKE 02

機材が非対応なら、UHS-IIでもUHS-I止まり

下位互換で使えても、速度はカメラ・リーダー側の規格に引っ張られます。高速カードを活かすには本体とリーダー両方の対応が必要です。

MISTAKE 03

CFexpress・CFast・XQD は別物

名前が似ていても互換性はありません。Type A と Type B も形が違い混用不可。必ずカメラの対応規格に合わせてください。

どれを選ぶか、迷ったら。

機種名を教えていただければ、最適なカードと容量をご提案します。

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