赤ちゃん・子ども

赤ちゃんや子供のポートレート撮影に適したレンズを選ぶ際は、いくつかの要因を考慮する必要があります。ここでは、赤ちゃんや子供のポートレートに適したレンズの選び方についてのポイントをいくつか紹介します。

開放F値

  • 明るいレンズを選ぶ: F値が低いレンズ(例: F1.4, F1.8, F2.8など)はより多くの光を取り込むことができ、低照度環境でもシャッタースピードを速く保てます。これにより、動きの速い子供を撮影する際にぶれを防ぐことができます。また、開放F値が低いと背景を美しくぼかして、被写体を際立たせることができます。

焦点距離

  • 中望遠レンズが理想的: 通常、ポートレートには85mm〜135mm(フルフレーム換算)の焦点距離が推奨されます。この範囲のレンズは、自然な顔の比率を保ちつつ、十分な背景ぼけを提供します。APS-Cサイズのセンサーを使用している場合は、50mm〜85mm程度のレンズが同様の視野を提供します。
  • フレキシビリティを提供するズームレンズ: 赤ちゃんや子供は予測不可能に動くことが多いため、様々なシーンに対応できるよう24-70mmや70-200mmなどのズームレンズも便利です。特に、70-200mmのズームレンズは背景をきれいにぼかすことができ、子供の表情や瞬間を捉えるのに適しています。

レンズの安定化機能

  • 手振れ補正があると便利: 子供を撮影する際は、手持ちで追いかけることが多くなります。レンズまたはカメラボディに手振れ補正機能があると、ぶれを最小限に抑えることができます。

オートフォーカス

  • 高速かつ正確なオートフォーカス: 子供は常に動いていますので、高速で正確なオートフォーカス機能を持つレンズが適しています。特に、顔認識や瞳AF(オートフォーカス)機能があると、動き回る子供の表情を鮮明に捉えることができます。

赤ちゃんや子供のポートレート撮影では、上記のようなレンズの特性以外にも、撮影環境や撮影スタイルに応じてレンズを選ぶことが重要です。また、レンズを選ぶ際には、予算や携帯性も考慮すると良いでしょう。最終的には、子供の自然な表情やかけがえのない瞬間を捉えることができるレンズが最適な選択となります。